「気持ち」

サッカーＪリーグ、Ｊ１、Ｊ２共に、残り３試合となって、降格／昇格争いが
気になる季節。

２００９年１１月２１日、Ｊ１、第３２節、今のところ、残念ながら、来季の
Ｊ２降格に一番近い柏レイソルが、アルビレックス新潟相手に、気迫の
勝利。
新潟は、先の天皇杯４回戦で、なんか微妙な試合をしていましたが、
今、チームの調子が今一つなんでしょうか、だとしても、柏の勝利の
価値が変わるものではないのですが。

柏は、去年のジェフユナイテッド市原・千葉もそうでしたが、なぜ、こういう
試合を、こういう事態になる前にやらなかったのかと。
…と、はたから、勝手に言う事は簡単ですが、リーグ戦で、ずっと、
高いモチベーションをキープしつづけるるのは、現実的に無理ですよね…

柏にとっては、ここから先は、負けたら終わりのトーナメントみたいな
ものですから、他チームの結果がどうあれ、やるだけやって欲しいもの
です。
ジェフ千葉のＪ２降格が決まった今、柏までＪ１からいなくなったら、
千葉県にＪ１のチームが、一気に、なくなっちゃうじゃん！

そんな柏に続くのは、大宮アルディージャ、京都サンガＦ．Ｃ．、ヴィッセル
神戸、それからモンテディオ山形の、来季のＪ１残留が決まっていない
４チーム。
大宮は、わりと毎年、この話題で、出てくるチーム（なイメージ）、次節は、
くだんの柏と対戦で、次節の注目の一戦ですな。

というか、山形と大宮は、今節、直接対決があったので、引き分けでは
なく、勝っていたら、そのチームは、相当、楽になっていたのではないかと。

それにしても、今季、Ｊ１に昇格してきた山形はともかく（失礼）、京都と
神戸は、いつの間に、この順位に？、という感じ。
京都はスポンサーが任天堂なので、任天堂のゲーム機に、さんざん、
お小遣いを投入してきた身としては、強くなくちゃ許せない気分、いや、
京都の為に、そうしてきた訳ではないので、筋違いな怒りなんですがね。

Ｊ２は、第４９節、来季Ｊ１昇格の３チームのうち、まだ決まっていない
１チームをかけての、３位４位の直接対決がありました。
ヴァンフォーレ甲府ｖ．ｓ．湘南ベルマーレの一戦は、甲府のホーム、
山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場にて。

湘南が２点、先制して、甲府が追いつくという、どちらも負けられない
「気持ち」が伝わってくるゲームでした。
なぜ、こういう試合を、こういう事態になる前に（以下略）。

ロスタイムに湘南が決勝点を取って、湘南が劇的な勝利をおさめて、
Ｊ１昇格に、一歩先んじた訳ですが、こういう大一番の次のゲームは、
へなへなな物になる事が多いのが、サッカーの試合には、ありがち、
まだまだ可能性のある甲府はもちろん、湘南も、気持ちを切らさず
がんばって欲しいものです。

この結果を受けて、九州のＪリーグの期待の星（いや、自分が勝手に
期待してたんですが）、サガン鳥栖のＪ１昇格の可能性は消えてしまって、
本当に残念です。
日本全国に、まんべんなく、適度に、Ｊ１とＪ２のチームがあるのが
理想な自分としては、来季はＪ１のチームが、本州だけになって
しまうのは、なんとなく、不満…

このご時世という事もあって、存続自体が一番の課題なチームも
あるようですが、どのチームもなくならないで欲しい。
感情論でどうなるものでもないですが、せめて、スポンサーになって
くれているところに、お金を落とそうと、地道に心がけている次第です。

ここまできたら、泣いても笑っても、残り２～３試合、いろいろなものが、
かかっているチームは、もし、勝ち点計算していたら、もう、その時点で、
だめな気がする。
トーナメントだと思って、残り試合にのぞんで欲しい。

「気持ち」は、絶対、観客に伝わると思う。
と書くと、誤解されるかもしれませんが、根性論とかではなく、うーん、
言葉にするのは、難しいのだけど、パスがへた、とか、シュートがとんでも
あさって、とか、個々のプレーががっかりでも、何かが伝わってくる試合、
というものが、確かにある。

そういう「何か」が伝わってくる試合であれば、終わりよければすべて良し、
それで結果が負けだったとしても、来シーズンも応援しようと、ファンや
サポーターは、苦笑しつつも思うはず。（甘くてすみません）
来季の契約の事とか、諸事情はあるとは思いますが、「気持ち」を
見せて欲しいと願います。

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