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キツネにいざなわれて [独り言]

浦和レッドダイヤモンズの阿部勇樹選手が、レスター・シティFC
(イングランド・リーグチャンピオンシップ)に、完全移籍した。

移籍の話が出て、でも、就労ビザの取得が、難しいかもしれない、と
聞こえてきた時、心のどこかで、ビザが発給されなければいい、と
思っていた。

自分は、中村俊輔選手も好きなんだが、2002年に、移籍の話が
出た時、海外に行くな、とは、あまり思わなかった気がする。
この違いは、なんでだろうと、考えてみたが、シュンスケの場合は、
自分としては、絶対、選ばれるだろう、と、思っていた、日韓ワールド
カップの登録選手に選ばれず、いろいろな意味でショックだった。

だから、むしろ、中村俊輔あり!、と、世界に見せつけてこーい!と
いう気分だった。
そして、シュンスケを選ばなかった、当時の日本代表監督を見返して
やれ!、と。(これは私怨)

でも、阿部ちゃんは、ユース年代から活躍してきて、カップ戦で、
日本一になったし、アジアで一番になったし、クラブワールド
カップ(CWC)にも出て、南アフリカワールドカップで活躍して。

もう、世界は、阿部ちゃんを知っている。
浦和レッズにいたら、いいじゃん、浦和が嫌なら(そんな事はない
はずだが)、国内のどこのクラブだって、阿部ちゃんなら、引く手
数多だよ。(金銭的な問題はおいといて)

まぁ、つまり、あれだ、悪い人じゃないんだけど、いつまでも子供
扱いしてくる、親戚のおじさんとかおばさんの気持ちなんだ、自分は。

お前、海外に行くって、大丈夫なのか? 言葉は?、食事は?、そもそも、
お前は、もう充分、やっているじゃないか、わざわざ、苦労する道を
選ぶ事はないだろう。
そんな感じ?

就労ビザの問題もクリアされて、阿部ちゃんは、もう、レスターの
選手だ。
そこで活躍して、他のクラブに移ったりして、もしかしたら、CWCで、
海外のクラブの選手として、日本のクラブと、対戦したりする姿を
見られるかもしれない。

レスターの愛称は、「The Foxes」、クラブのエンブレムにも、キツネが
デザインされている。

日本では、キツネは、神様のお使い、きっとこの移籍は、阿部ちゃんに
いいものになるよ。
そうでなきゃ、おじさん/おばさん、許さないから。
でも、いつでも、日本に戻ってきていいんだからね。
怪我だけはしないように、身体に気をつけて。

いってらっしゃい、阿部ちゃん!
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