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青と赤、ゴールドは輝く [独り言]

東日本大震災。
家にたどりついたら、家はあったけれど、中はめちゃくちゃで。
丁度、冠婚葬祭の予定があって。

被害を伝えるニュースを流し続けるテレビをつけっぱなしに
しながら、予定に必要なものを、探しだそうとしながら、
余震に、たびごと、逃げる態勢になりながら。

ベガルタ仙台はどうなったんだろう、と、考えていた。

仙台、ソニー仙台FC、ブラウブリッツ秋田、モンテディオ
山形、栃木SC、栃木ウーヴァFC、AC長野パルセイロ、
福島ユナイテッドFC…

テレビのニュースで、県名が読まれる都度、そこにある、
サッカークラブやチームの名前を、思い浮かべていた。

翌日以降、テレビから流れるニュースでは、仙台に本拠をおく
プロ野球のチームが、スタジアムがだめになって、チームは、
関西に移動した、と、言っていた。

仙台のホーム、ユアテックスタジアム仙台も、無事、という
事は、ありえないな、と、考えていた。

自分の事で、精一杯で、積極的に、情報を探しにいける状況でも
なくて、新聞の記事だけが、Jリーグ関係の情報源で。
かつて訪れた事のある、JR仙台駅は、使用不能だという、テレビの
映像。

鹿島アントラーズのホーム、鹿島スタジアムが、物理的に
損傷したらしい。
練習出来る状態にない、水戸ホーリーホックの選手達に、湘南
ベルマーレが、練習の場を提供したらしい。
JFAアカデミー福島の生徒さん達は、関東に、移動したらしい。

一息ついた頃、手元にありはしたが、開く気になれなかった
サッカー雑誌を、おそるおそる、読んでみた。

Jリーグの各クラブの、震災後の状況が載った記事。
大宮アルディージャも、スタジアムに損傷があったようだ。
浦和レッドダイヤモンズは、無事だったみたいだ。

仙台は、具体的な情報すらなかった。

なんだか、泣けて泣けて、仕方がなかった。

自分がいろいろつらくて、でも、自分のいるところではない、
他のところは、普通にJリーグのある生活があって、延期
された開催を待ち望んでいるサポーターやファンがいて。

自分のいるところは、混乱しているけど、他のところは、
震災前と、なにもかわっていないに違いないと。

きっと、心のどこかで、こんな事が、現実だとは、認めたく
なかったのだと思う。
でも、これは、まぎれもなく、現実だと、突きつけられたような
気がしたのだと思う。

宮城県の被害状況があきらかになるにつれ、ユアスタでの、
仙台のホームゲームを見る事が出来るのは、今季は、無理
かもしれない、とすら、思っていた。

仙台のホームゲームが、2011年4月29日、ユアスタで
開催される事が発表された。

相手は、浦和レッズ、日本の誇る(と自分は思っている)、
浦和サポは、スタジアムを赤く埋めてくれるだろうか。
仙台のチャントが、スタジアムに響きわたるだろうか。

これを書いているのは、4月2日で、今後、状況によっては、
また、なにか、変更があるかもしれない。
サッカーどころじゃないだろう、という意見もある事は、
承知している。

それでも、ありがとう、仙台。 ありがとう、浦和。
ありがとう、Jリーグ他、すべての関係者の方々。
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