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「カゴメ劇場2015」に行ってきた [独り言]

(敬称略)
「カゴメ劇場」は、親子で楽しめる、カゴメオリジナルミュージカルで、毎年、夏に、全国あちこちの劇場で行われます。
先の東日本大震災発生後は、“チャリティ”と冠して、上演会場でのグッズの売り上げや、そこでの募金を、「みちのく未来基金」に寄付されているそうです。(その年に残念ながら起きてしまった他の災害に寄付される事もあり)

ちなみに、カゴメでは、上記基金のほかに、様々な東北支援活動を行われているそうです。

上演前には、舞台上のスクリーンに、製品CMや劇中歌の映像が流れいるのですが、「みちのく未来基金」の紹介映像は泣く。
被災して、生活をかえざるをえなかったのは、保護者が必要な子供だけではなく、保護者自身もまた、そうであると知っていても泣く。

以下、これからご覧になる場合は、ネタばれになります。
招待券にご縁があったら、ぜひ、おこづかいを持って見に行かれる事をおすすめする内容です。
保護者のかたでも、楽しめますから、ぜひ会場へ。

今年は、観客(のお子さん)参加型の、歌とダンスのステージ、“ようこそ!ベジタブルランド”と、オリジナルミュージカル、“オズのまほうつかい”の2本立て。

“ようこそ!ベジタブルランド”は、野菜に関するクイズと、オリジナルソングの振りを覚えて一緒に歌って踊ろう、といった内容。
カゴメのお姉さんとお兄さん、ダンサーの方々が進行されるのですが、観客席のお子さんがたが、すぐに振りを覚えて、一緒に踊り始めて、えっ?!、きみら、来る前に練習してきたん?、という…(たぶん違う)
自分のような頭のかたいもの(年寄りともいいますな…)は、ややキョドりつつ、彼らの邪魔にならないよう、椅子に張り付いておりました。

“オズのまほうつかい”は、原作をベースにしつつ、お子さんがたが、飽きずに見ていられるぐらいの時間にまとめつつ、行間を読むのは無理な(すでに読める年齢のかたもいらっしゃるとは思いますが)お子さんがたにも理解出来て、大人も楽しめるミュージカル。

って、あらためて書き出してみると、上演側のハードル高っ!!

ストーリーは、竜巻で見知らぬ世界に来てしまったドロシーが、元の世界に帰る為に、そこで知りあったカカシ、ブリキ(のきこり)、ライオンと、魔法使いのオズの国を目指す、という、概ね、原作通りのものです。

ドロシーは、映画「サウンドオブミュージック」の映像製品パッケージを彷彿とさせる、古き良き時代の外国の少女、といった衣装もかわいらしく、登場人?物みんな、キャラが立っていて、また、いわゆる敵役登場での、観客席のお子さんがたの阿鼻叫喚も、カゴメ劇場の風物詩。

あのやりとりで笑える、あの場面すごい、を言いだしたら、きりがないのですが、今回、特に、お子さんのお付き合いで、気がのらないかもしれない保護者の大人の方向け必見は、ブリキ(のきこり)!
ブリキの演、じゃない所作!

いやー、プロのブリキ(ってなんだ…)は、すげえ!!
鍛えると人、いや、ブリキは、あんな動きが出来るのか…!

映像を使ったシーンも効果的で、そして“ミュージカル”なので、お芝居だけではなく、登場人?物みんなで歌いながら踊るシーンもあるのですが、その振り付けに、リフト(というのか?)があって、周辺のお子さんがたから、かっこいい!、という声が上がっていましたが、うんうん、そのとーり、同感です。
みんなでのフォーメーションも好きですが、リフトが入ると、華やかで、本当に素敵ですな。

そういえば、人間でない方々の首から上が、やや小さくなっていたよーな…?
かぶりものというよりマスクというかげふんげふん。
変な言い方ですが、いかにもな、ちっちゃい子向け感がなくて、かえって、ある程度の年頃のお子さんがたの食いつきが違った雰囲気、たまたま、自分のまわりがそうだっただけかもしれませんが。

お話も終盤、道中、友達になって、一緒に苦難を乗り越えつつ、楽しい時間を過ごしてきたみんなと、ドロシーとのお別れのシーン。
“またね”のない“さよなら”は寂しい、決して、悲しみをあおるような音楽ではなかったけれど、近くの席の小さなお嬢さんなどは、泣いていらっしゃいましたね。

と、他人事のように言っていますが、自分は、最後のほうの、ドロシーの歌に、滂沱の涙。
あの演出は卑怯だ、泣く。

みんなでのアンサンブルからの、ドロシーの、会場をふるわせるア・カペラのソロ。

実は、原作を踏まえて、その後に、もうワンシーンあると思いこんでいて、涙をふくのに気をとられていたら、そのまま、よもやのカーテンコール!
拍手、し足りねええぇ!!

容赦なく上演終了となったので、帰り道にも、心の中に、ドロシーの歌声が残っていて、「レーカン!」(←最近、はまった)2巻の98ページの決壊ダム状態でした。

ジュースとグッズを買って、募金箱にちょっと足して、お土産をいただいて。
会場によるのかもしれませんが、今年は新しいグッズ(という言い方は抵抗がありますがネタばれ防止で)があったので、行かれるかたは、売り場をのぞいてみて下さい。


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