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注釈付席はいいぞ 続・ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を観劇に行った [独り言]

(ネタバレ注意)

 “スカーレット・ピンパーネル”、すなわち“紅はこべ”。
 バロネス・オルツィー作の、フランス革命時代をイギリス側から描いた冒険小説です。

 そのタイトルでブロードウェイミュージカル化されたものが、日本人の役者さんがたで上演されるという事で、原作好きとしては見逃せず、観に行ったら面白かったので、お財布の事は考えてないようにして追加観劇に。

 というのも完売していた東京国際フォーラムでの公演チケットが、初日近くに、若干数、オンライン販売されていたのでした。
 それが、“一部舞台が見づらい場合がある”注釈付S席でも今回はオッケー、なぜなら一度見ているから。
 といっても普通のS席と同じ価格なのは腑に落ちないところはあります。

 2階席でしたが、劇場の座席の作りとして、U型とでもいうのか両端サイドが前に下に下がっていく感じでのびている、そののびている所なので、座席から見て舞台手前の袖付近は、そこでお芝居をされたら見えない。

 が、これが予想外にいい場所だったのでした。

 一番前の列だと、1階席の5〜6列目あたりでしょうか、しかも一番低いところは1階席の頭上、舞台よりもやや高めの位置、舞台を見上げる感じではなく舞台に近くて、舞台上の奥のほうも見える。
 これたぶん、役者さんを近くで見たいかたには、たまらんでしょうなあ。

 もちろん、袖付近のお芝居はみえない他に、スピーカーが近くて音がでかい、しかも片側だけ聞こえる、とか、舞台は正面から見る事を想定していると思うので、役者さんの後ろ姿多め、とか、デメリットもあります。

 自分の場合は歌を聞く事がメインだったので、舞台に近かったおまけもついた気分で、とてもよかった。
 小芝居の、マイクが拾わない生声も時々聞こえたし。

 ただ、あくまでもこの公演での座席割り振りの話ですので、ご注意下さい。
 それに、普通のS席じゃないのに値段同じかよ、というマイナスイメージがあったので、それにしてはよかった、と気持ちがだまされているのかもしれません。

 お芝居のほうは、何が大きく変わった訳でもないのに、前に観た時よりなんとなく全体的にしっくりくる感じ、パーツを並べてみました、というのが、つなぎ目がなめらかになったというか。

 歌声はやはり素晴らしく、特に一幕の最後と二幕の最初の為だけにでも何回でも観たいぐらい。
 これから行ける機会があって見ようかどうか迷っていらっしゃるかたは、ぜひ。
 

公演期間
 2016/10/19(水) ~ 2016/11/29(火)
会場
 TBS赤坂ACTシアター (東京都)
 梅田芸術劇場メインホール (大阪府)
 東京国際フォーラム ホールC (東京都)

[原案・原作]バロネス・オルツィ
[劇作・脚本・作詞]ナン・ナイトン
[作曲]フランク・ワイルドホーン
[翻訳・潤色]木内宏昌(訳詞)
[潤色・演出]ガブリエル・バリー
[出演]石丸幹二 / 安蘭けい / 石井一孝 / 佐藤隆紀 / 平方元基 / 矢崎広 / 上口耕平 / 相葉裕樹 / 植原卓也 / 太田基裕 / 駒木根隆介 / 廣瀬智紀 / 則松亜海 / 他
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