ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」を観劇に行った [独り言]
川平慈英氏。
独特な話しぶりの、サッカー番組の愛すべきキャスターさん。
と思っていました。
この舞台を観るまでは。
いやー、本格的な役者さんだったんですね!
CMに出ていらっしゃるのは知っていましたが。
この作品は映画化され、のちにブロードウェイミュージカルになった、その日本上演版です。
ミュージカルなので、もちろん歌があり、そしてダンスにお芝居、それを川平慈英氏がやられている!
舞台は一人の青年の回想から始まります。
身重の妻がいて、自分が父となる事を考え、自分の父の事を考えます。荒唐無稽な経験の、もしやホラ話ばかりしていた父親、それを演じるのが川平慈英氏です。
青年とその妻、父親(エドワード)と母親(サンドラ)の今と、父親の経験談とが舞台で繰り広げられるのですが、エドワードとサンドラは、今の年齢を仮に50代だとすると、次のシーンでは出会った10代の頃になって演じられていて、役者さんてすごい!
エドワードとサンドラは、歌い上げるナンバーが多くて、だからこそ自分が知らなかった川平慈英氏の一面にびっくりでした。
「ウエストサイドストーリー」の“Tonight”みたいなタイプのデュエットとか。
エドワードの経験談に登場するのは、魔女に人魚、巨人に人間大砲と、いやいやいや、と突っ込みたくなるシチュエーションばかり。
それらがどう表現されているかは、生オケつきの、素敵な舞台をご覧下さい。(2017年2月19日現在)
ある意味、筋書きは、見るかたによっていろいろ解釈が出来ると思うので、万人におすすめするのは難しいのですが、シーン毎の演出や振りが素晴らしいので、それはぜひご覧いただきたい。
時代がうつっていくと、役者さんがたの衣装も当時の流行な感じにかわって、しかし、もしかしたらシーン毎に早変わり状態だったのでしょうか。
シーンが、過去と今をいったりきたりしているし。
若き日の少女のサンドラが、サーカス団に入団オーディションを受けに行った時に、2人の親友と3人で歌い踊るナンバー“アラバマの子羊”は、かわいい系ナンバーワン。
年頃の少女たちらしくキャッキャッしているのすら歌声のようにハモっている。
サーカス団なので、ジャグリングしている団員や空中で輪くぐりしている団員がいたり、舞台のあちこちを見たいのに、子羊3人組から目がはなせません。
そこに同じく若き日のエドワードがあらわれて、サンドラとエドワードは出会うのですが、その時に2人で歌われるナンバーが“時が止まった”。
なにせ時が止まる訳ですから、サーカス団員はその間はストップモーション、サンドラ以外の子羊2人はスローモーションで踊り続けていて、なんともシュールな見た目なのですが、エドワードとサンドラの歌声が素晴らしく印象深いシーンでした。
ブロードウェイテイストなのは西部劇をふまえたシーン、振りがかっこいいったらない、それを踊る役者さんがたの動き、かっこいいったらない。(2回言った)
戦争に行っていた話のシーンはレビューっぽい、など、いろいろな振りが楽しめます。
人魚の身体能力すげー!、とか、巨人は歌いにくいのではないだろうか、とか、小ネタも見逃せません。
映像やライティングを使った演出も多々あるのですが、座席位置によっては見えづらいかもしれません。
はっきりしないけれど、なんで長崎くんちの蛇踊りを延々映しているんだろうと謎だったのですが、謎は後からふいに解けた、あれは長崎くんちじゃなかった、たぶん。
正解は舞台でお確かめ下さい。
舞台と客席の間、舞台にむかって左から3分の2ぐらいがオケピットになっていて、右側残りが前にはりだしている舞台になっていました。
まずは2階席で全体を観て、次は、お目当てのシーンや役者さんの良く見える位置に座るのがよろしいかと。
以前、『注釈付席はいいぞ 続・ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を観劇に行った』というエントリを書きましたが、日生劇場のそこは、この公演ではライトをもろに眼にくらう事があるので、ご注意下さい。
ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」
日生劇場 17/2/7(火)~17/2/28(火)
出演: 川平慈英/浦井健治/霧矢大夢/赤根那奈(夢咲ねね 改め)
藤井隆/JKim/深水元基/鈴木福(Wキャスト)/りょうた(Wキャスト)/鈴木蘭々/ROLLY
東山光明/大谷美智浩
加賀谷真聡/風間由次郎/中山昇/樋口祥久/遠藤瑠美子/加藤梨里香/小林風花/小林由佳/菅谷真理恵/真記子
脚本=ジョン・オーガスト
音楽・詞=アンドリュー・リッパ
演出=白井晃
独特な話しぶりの、サッカー番組の愛すべきキャスターさん。
と思っていました。
この舞台を観るまでは。
いやー、本格的な役者さんだったんですね!
CMに出ていらっしゃるのは知っていましたが。
この作品は映画化され、のちにブロードウェイミュージカルになった、その日本上演版です。
ミュージカルなので、もちろん歌があり、そしてダンスにお芝居、それを川平慈英氏がやられている!
舞台は一人の青年の回想から始まります。
身重の妻がいて、自分が父となる事を考え、自分の父の事を考えます。荒唐無稽な経験の、もしやホラ話ばかりしていた父親、それを演じるのが川平慈英氏です。
青年とその妻、父親(エドワード)と母親(サンドラ)の今と、父親の経験談とが舞台で繰り広げられるのですが、エドワードとサンドラは、今の年齢を仮に50代だとすると、次のシーンでは出会った10代の頃になって演じられていて、役者さんてすごい!
エドワードとサンドラは、歌い上げるナンバーが多くて、だからこそ自分が知らなかった川平慈英氏の一面にびっくりでした。
「ウエストサイドストーリー」の“Tonight”みたいなタイプのデュエットとか。
エドワードの経験談に登場するのは、魔女に人魚、巨人に人間大砲と、いやいやいや、と突っ込みたくなるシチュエーションばかり。
それらがどう表現されているかは、生オケつきの、素敵な舞台をご覧下さい。(2017年2月19日現在)
ある意味、筋書きは、見るかたによっていろいろ解釈が出来ると思うので、万人におすすめするのは難しいのですが、シーン毎の演出や振りが素晴らしいので、それはぜひご覧いただきたい。
時代がうつっていくと、役者さんがたの衣装も当時の流行な感じにかわって、しかし、もしかしたらシーン毎に早変わり状態だったのでしょうか。
シーンが、過去と今をいったりきたりしているし。
若き日の少女のサンドラが、サーカス団に入団オーディションを受けに行った時に、2人の親友と3人で歌い踊るナンバー“アラバマの子羊”は、かわいい系ナンバーワン。
年頃の少女たちらしくキャッキャッしているのすら歌声のようにハモっている。
サーカス団なので、ジャグリングしている団員や空中で輪くぐりしている団員がいたり、舞台のあちこちを見たいのに、子羊3人組から目がはなせません。
そこに同じく若き日のエドワードがあらわれて、サンドラとエドワードは出会うのですが、その時に2人で歌われるナンバーが“時が止まった”。
なにせ時が止まる訳ですから、サーカス団員はその間はストップモーション、サンドラ以外の子羊2人はスローモーションで踊り続けていて、なんともシュールな見た目なのですが、エドワードとサンドラの歌声が素晴らしく印象深いシーンでした。
ブロードウェイテイストなのは西部劇をふまえたシーン、振りがかっこいいったらない、それを踊る役者さんがたの動き、かっこいいったらない。(2回言った)
戦争に行っていた話のシーンはレビューっぽい、など、いろいろな振りが楽しめます。
人魚の身体能力すげー!、とか、巨人は歌いにくいのではないだろうか、とか、小ネタも見逃せません。
映像やライティングを使った演出も多々あるのですが、座席位置によっては見えづらいかもしれません。
はっきりしないけれど、なんで長崎くんちの蛇踊りを延々映しているんだろうと謎だったのですが、謎は後からふいに解けた、あれは長崎くんちじゃなかった、たぶん。
正解は舞台でお確かめ下さい。
舞台と客席の間、舞台にむかって左から3分の2ぐらいがオケピットになっていて、右側残りが前にはりだしている舞台になっていました。
まずは2階席で全体を観て、次は、お目当てのシーンや役者さんの良く見える位置に座るのがよろしいかと。
以前、『注釈付席はいいぞ 続・ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」を観劇に行った』というエントリを書きましたが、日生劇場のそこは、この公演ではライトをもろに眼にくらう事があるので、ご注意下さい。
ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」
日生劇場 17/2/7(火)~17/2/28(火)
出演: 川平慈英/浦井健治/霧矢大夢/赤根那奈(夢咲ねね 改め)
藤井隆/JKim/深水元基/鈴木福(Wキャスト)/りょうた(Wキャスト)/鈴木蘭々/ROLLY
東山光明/大谷美智浩
加賀谷真聡/風間由次郎/中山昇/樋口祥久/遠藤瑠美子/加藤梨里香/小林風花/小林由佳/菅谷真理恵/真記子
脚本=ジョン・オーガスト
音楽・詞=アンドリュー・リッパ
演出=白井晃
2017-02-19 08:18
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