どうぞ力を！・石巻市編

それは一つの部屋。
台所や水洗まわりだけはある。

少なくないものを失わざるをえなかった、あなたは、もしかしたら、
肌身離さず持っていた携帯電話ぐらいは、手元にあるかもしれない。
あと、布団ぐらいは。

あなたが、気に入っていたものや、毎日、使っていたものは、
そこには、ない。
あなたは、これから、そこで、生活していかなくてはならない。

何もない、その部屋で、あなたは何を考えるだろう。

失ったものは、働いて、また、手にいれればいい？

だが、あなたの職場も、また、失われていたとしたら。

あの時、冬の終わりだった。
これから本格的な冬が来る。

どうぞ力をお貸し下さい。
新しい生活が始まるどころか、どのように、生活したらいいのかすら、めどが
立たないかたが、大勢います。

義援金は、分配対象にならない人も、多くいる事を、知っていて下さい。

出来れば、物資を送って下さい。
地元のお店で、支援のための物資を購入しよう、という活動もあります。

多大な助力が必要な事を、周囲のかたに、お伝えいただける事も、また、
一つの力です。

どうぞ力を。
特に被害の大きかった東北の地に住むかたがたに。

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