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気持ちのてんびん [独り言]

防災訓練があって、地震体験車も来ていたのです。
先の東日本大震災での最大震度相当も体験出来るという事で、体験希望に手をあげてみました。

側面がオープンで、見ているかたが大勢いてはったので、いささか、照れくさかったりしつつ、係のかたからの注意事項をうかがって。

緊急地震速報が再生されて、揺れ始める、という手順。

揺れ、じゃなかった。

例えるなら、箱にいれられて、斟酌されず、上下左右かまわず、シェイクされたら、あんな感じかもしれない。

しっかりつかんでいるように言われた支えをつかんでいるのが精一杯で、見学してはるかたの目なんて、意識にものぼらずで。

車から降りたあと、しばらく、自分が異様に、はしゃいだ状態になっているのがわかりました。

体験した複数人で会話しているように見えて、全員、自分の感じた事を、各々、勝手に、変なテンションで、しゃべりまくっているだけ。

異常な状況に遭遇して、“無”に傾いた気持ちの反動でしょうか。

こんな怖いめに、また、あうはずはない、怖い事は終わったんだ、と、思いたがる気持ちが、どうしようもなく。

例えば。
もし、この後、津波がくる、といわれても、さっきの揺れほど、怖いものではないはず、という気持ち。

だから、揺れがおさまったら避難、というルーティンで動くように、日頃から訓練しておくことが、たぶん、大事。

気持ちはきっと、もう、怖い事は“終わった”んだから、早く“いつも”に戻ろうとするから。
“万が一”を、たぶん、意識にのぼらせないようにしようとするから。

その時、気持ちはきっと、安全側には、振れないから、気持ちがどうあれ、行動は安全側に振れますように。
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