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完・はやぶさの「はじめてのおつかい」 [独り言]

2003年5月9日、MーVロケット5号機に乗って、小さな
「はやぶさ」は、遠いところにある、小さな星をめざして、
地球を旅立ちました。
小さな星の、「砂」をちょっぴりもらってくる、おつかいの旅
です。

2010年6月13日、7年かかってしまったけど、小さな
「はやぶさ」は、ちゃんと途中で、小さな星に寄って、おつかい
から、戻ってきました。

おつかいを頼まれて、戻ってきたのは、小さな「はやぶさ」が
初めてだったので、地球では、たくさんの人たちが、お帰り
なさい!、を言ってくれていて、小さな「はやぶさ」は、ちょっと
びっくりしました。

うれしいね。
頑張ってよかったな。
帰ってこられてよかったな。

ロケットに乗って、どきどきしながら、旅立ちを待っていた事
地球の力を借りて、元気よく、小さな星に向かった事
ラッコみたいな姿をした小さな星で、頼まれた用事を、一生懸命、
果たそうとした事
迷子になって、心細かった事
疲れて動けなくなりそうだった事

それでも、小さな「はやぶさ」は、がんばって、自分を、おつかいに
送りだした人たちのところへ、小さな星から、大事に持ってきた
荷物を届けようと、宇宙を飛んできたのです。

荷物を置くように頼まれたその場所の神様は、小さな「はやぶさ」に、
よく頑張ったね、と言ってくれました。
安心して、荷物を置いていって、いいからね。

地球が見えるかい?
小さな「はやぶさ」を送りだした人たちが、言っています。

見えたよ!

小さな「はやぶさ」は、自分が見ている光景を、自分を送りだした
人たちに見せようと、最後まで、がんばりました。

みんなに見えてるかな?
見えてるといいな。

夜空に輝くひとすじの光。
小さな「はやぶさ」は、長いおつかいから戻ってきました。

小さな「はやぶさ」は、もう、小さくありません。
煌めく光の粒となって、大きい地球の大気にとけて、自分を生みだして
くれた人たちや、応援してくれた人たち、そして、地球を旅立っていく、また、
新たに生み出された、小さな仲間たちを見守っています。
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