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それは永遠にのろわれるべき時 [独り言]

人はなぜ山に登るのか?

学校行事で、登らされるからです。

まぁ、子供の頃に、強制的にいろいろな経験をしておく事は、
いい面もあるでしょう。
もしかしたら、己れの人生は、登山にある、と、道を決めた
子もいたかもしれません。

で、まぁ、学校行事で、山に登らなくてはならなくなった
のです。
なんだか、いろいろ、支度をしたような記憶が、うっすらと
あるようなないような、少なくとも、地元で日帰り、という
ような、登山ではなかった事は確かです。

どう考えても、列車で現地まで行って、宿泊を含む日程だった
はずなのですが、行きも帰りも、全く記憶がないのです。
いかに興味がなかったかが、わかろうというものです。

なんか知らんが、まぁ、疲れ果てて、頂上についたと思って
下さい。
天気は悪くて、青なんざ、かけらも見えない曇り空、ときたま、
強い風が吹く、なんでそんなで、山に登らなくてはならない
のか、今でもさっぱりわかりません。

お弁当が配られたのです。
プラの、赤系の容器に透明なふたがついて、輪ゴムでとめて
ある、そんなお弁当です。
日帰りだったら、各々、自宅から、お弁当を用意してきたと
思うので、その登山は、日帰り日程ではなかったと考えるのです。

どんよりした曇り空を覚えています。
適当にすわって、お弁当のふたを持ち上げた、まさにその時。

強い風が、砂を舞いあげながら、吹いたのでした。

砂まみれになってしまったお弁当、その時の、光景と絶望感だけは、
今でもはっきり覚えています。

その山の名前が、ダイセンだった事とともに。

サッカーのJリーグのガイナーレ鳥取を、JFL(日本フットボール
リーグ)時代から、興味を持ってみていました。
ダイセンが、大山で、それが鳥取県にある事に気がついたのは、
ごく最近の事です。

自分たちが、どこへ行ったのかも、覚えていない、そんな
学校行事に、なんの意味があったのか、と、今、考えますが、
あまりの興味のなさ故に、鳥取県に対して、よくないイメージを
持たずにきた事は、幸いでした。

どう考えても、お弁当は食べられずに下山したのだと思いますが、
それでも、下山は出来たのですから、子供って、意外に底力が
あるものですね。

一食、かえせ!
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