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出られない! [独り言]

朝、家から出ようとしたら、玄関ドアが開かない!
片側蝶番のドア、全力で肩で押しても、開かない。

住居修繕の一貫で、業者さんが入っての、ペンキの塗りなおしがあったんですよ。
金属製の玄関扉と、その周辺の塗装が終わったのが朝9時半、乾くのを待って、当然の事ながら、そのまま開けっ放し。

ドア全面と、ドア枠にペンキを塗ったので、すぐに閉めると、ペンキがくっついて、ドアが開かなくなる事があるから、3、4時間は開けておいて下さい、との事、それはその通りです。

日も落ちる頃、念を入れて7時間は経過したでしょうか、布で軽く触ってみて、ペンキがつかない事を確認して、ドアを閉めて施錠。
防犯的な意味で一安心です。

そして、その翌朝の事でした。

格闘する事しばし。

バリバリって言うんですよ。
金属製のドアが、押し開ける時にバリバリって。
マジックテープの財布か!?

アホの子の自分は、ペンキがまだ乾いていないのに閉めてしまったのかと、さらに1日、ドアを開けっ放しにして。
その日は風が強く、大層、寒うございました…

甲斐もなく、次の日もバリバリ。
外側に出て、玄関扉を閉めた状態から、こちらは引き開けるのですが、象を呼んてきてひっぱってもらいたいぐらい、びくともしない。
ようやく開く時は、バリバリと音が。
なぜだ!?

2日間、開けっ放しにして、さすがにこれはおかしいだろうと調べてみました。

結果、以下のサイト情報に助けられました。

 塗装の不思議な現象

ありがとう!、ありがとう!
お礼を言いたくて、これを書きました。

自分の場合、ペンキ塗装後、乾くまで待って、にもかかわらず、翌朝、ドアがすぐに開かなかった時点で、業者さんに連絡するべきでした。
塗装って、化学ですね。

ミュージカル座創立20周年公演「何処へ行く」を観に行った [独り言]

(一部敬称略)

“クオ・ヴァディス”といえば、「QUO VADIS~クオ・ヴァディス~」(新谷かおる/佐伯かよの)、“使徒ペテロ”といえば、「聖☆おにいさん」(中村光)、古代ローマといえば、「テルマエ・ロマエ」(ヤマザキマリ)な自分。

2015年11月、ミュージカル座創立20周年公演 『何処へ行く』。
原作であるところの、ヘンリク・シェンキェヴィチ「クオ・ワディス」(岩波書店版)は、もちろん読んでいますが。

それを“全編歌で綴るポップ・オペラ形式のミュージカル”(ミュージカル座サイトより)って一体!?、と思いながら観にいったら、本当に、99.9パーセントは歌でした。

結論から言うと、この公演は、原作を読む前に1回、読んでから1回、ローマ施政側の視点で1回、民衆側の視点で1回、と、最低4回は観たほうがいいです。

原作を読んでいない者は幸いである…

自分は原作を読んでいたので、頭の中で台詞(歌ですが)や場面を補完しながら観ていて、こうやってきたか、あのエピソードを持ってくるとは!、いやぁこれはないだろ…、などなど、頭の中の自分がうるさかった。

しかし、という事は、原作を知らないかたには、とっつきにくいところがあるのかもしれません。
また、原作のキモは、さすがに3時間ない舞台では、予想していたとはいえ、えがかれる事はなく、そこは残念でした。
というか、オチで、笑いをこらえて鼻水でた。

それはそれとして、特にラストに向かってたたみかける展開の第二幕、役者さんがた、きっと手足、打撲のアザだらけだろうと心配にすらなる演技と、あれだけ動きながらの歌。
時々、頭の中からのツッコミをききながらも、夢中で観ていました。

しかし、十字架にかけられた若い娘さんを鞭打つとか、全く、「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」なんですが。
演出とわかっていても、神様がいるなら、あの兵士に神罰を、と考えた自分は、キリスト教徒になる運命がもしこの先にあったら、その道は険しい。
もちろん、兵士役の役者さんには、罪はないです、神様。

劇中、皇帝ネロを演じられていた役者さんは、「きゃべつの先生」(と自分は呼んでいる)でした。
かつて「ひめゆり」を観に行った時に、そのフラグの立て方と、ツッコミどころの多さに、忘れようにも忘れられない「きゃべつの先生」。

「きゃべつの先生」がネロを演じている訳ではなく、もちろん、同じ役者さんが、きゃべつの先生もネロも演じていらっしゃるのですが、お名前は(失礼ながら)うろ覚えでも、その字面を見たら、自分の中では、あっ!、きゃべつの先生だ、と思い出す、その、菊地まさはる氏演じるネロは、楽しゅうございました。(ほめ言葉的な意味で)

ネロの妃ポッパエアの、特に第二幕の後半の、表情のお芝居もよくて、しかし、役者さんお一人お一人のお芝居の事を言い出したらきりがない、というか、上述の最低4回に、出来れば、舞台前方でのお芝居がん見で1回も追加で。

時々、音響のせいか、ソロですら、何と歌っているかよくわからない舞台もありますが、この公演は、センターブロックの席ではなかったですが、全くそんな事もなく、歌声(特にアンサンブル)を堪能しました。

原作ありきで観ると、ストーリー展開は台無しかもしれませんが、別物と割り切れば、見どころ、聴きどころ満載で、楽しい3時間になると思います。
再演があったら、ぜひ。
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「カゴメ劇場2015」に行ってきた [独り言]

(敬称略)
「カゴメ劇場」は、親子で楽しめる、カゴメオリジナルミュージカルで、毎年、夏に、全国あちこちの劇場で行われます。
先の東日本大震災発生後は、“チャリティ”と冠して、上演会場でのグッズの売り上げや、そこでの募金を、「みちのく未来基金」に寄付されているそうです。(その年に残念ながら起きてしまった他の災害に寄付される事もあり)

ちなみに、カゴメでは、上記基金のほかに、様々な東北支援活動を行われているそうです。

上演前には、舞台上のスクリーンに、製品CMや劇中歌の映像が流れいるのですが、「みちのく未来基金」の紹介映像は泣く。
被災して、生活をかえざるをえなかったのは、保護者が必要な子供だけではなく、保護者自身もまた、そうであると知っていても泣く。

以下、これからご覧になる場合は、ネタばれになります。
招待券にご縁があったら、ぜひ、おこづかいを持って見に行かれる事をおすすめする内容です。
保護者のかたでも、楽しめますから、ぜひ会場へ。

今年は、観客(のお子さん)参加型の、歌とダンスのステージ、“ようこそ!ベジタブルランド”と、オリジナルミュージカル、“オズのまほうつかい”の2本立て。

“ようこそ!ベジタブルランド”は、野菜に関するクイズと、オリジナルソングの振りを覚えて一緒に歌って踊ろう、といった内容。
カゴメのお姉さんとお兄さん、ダンサーの方々が進行されるのですが、観客席のお子さんがたが、すぐに振りを覚えて、一緒に踊り始めて、えっ?!、きみら、来る前に練習してきたん?、という…(たぶん違う)
自分のような頭のかたいもの(年寄りともいいますな…)は、ややキョドりつつ、彼らの邪魔にならないよう、椅子に張り付いておりました。

“オズのまほうつかい”は、原作をベースにしつつ、お子さんがたが、飽きずに見ていられるぐらいの時間にまとめつつ、行間を読むのは無理な(すでに読める年齢のかたもいらっしゃるとは思いますが)お子さんがたにも理解出来て、大人も楽しめるミュージカル。

って、あらためて書き出してみると、上演側のハードル高っ!!

ストーリーは、竜巻で見知らぬ世界に来てしまったドロシーが、元の世界に帰る為に、そこで知りあったカカシ、ブリキ(のきこり)、ライオンと、魔法使いのオズの国を目指す、という、概ね、原作通りのものです。

ドロシーは、映画「サウンドオブミュージック」の映像製品パッケージを彷彿とさせる、古き良き時代の外国の少女、といった衣装もかわいらしく、登場人?物みんな、キャラが立っていて、また、いわゆる敵役登場での、観客席のお子さんがたの阿鼻叫喚も、カゴメ劇場の風物詩。

あのやりとりで笑える、あの場面すごい、を言いだしたら、きりがないのですが、今回、特に、お子さんのお付き合いで、気がのらないかもしれない保護者の大人の方向け必見は、ブリキ(のきこり)!
ブリキの演、じゃない所作!

いやー、プロのブリキ(ってなんだ…)は、すげえ!!
鍛えると人、いや、ブリキは、あんな動きが出来るのか…!

映像を使ったシーンも効果的で、そして“ミュージカル”なので、お芝居だけではなく、登場人?物みんなで歌いながら踊るシーンもあるのですが、その振り付けに、リフト(というのか?)があって、周辺のお子さんがたから、かっこいい!、という声が上がっていましたが、うんうん、そのとーり、同感です。
みんなでのフォーメーションも好きですが、リフトが入ると、華やかで、本当に素敵ですな。

そういえば、人間でない方々の首から上が、やや小さくなっていたよーな…?
かぶりものというよりマスクというかげふんげふん。
変な言い方ですが、いかにもな、ちっちゃい子向け感がなくて、かえって、ある程度の年頃のお子さんがたの食いつきが違った雰囲気、たまたま、自分のまわりがそうだっただけかもしれませんが。

お話も終盤、道中、友達になって、一緒に苦難を乗り越えつつ、楽しい時間を過ごしてきたみんなと、ドロシーとのお別れのシーン。
“またね”のない“さよなら”は寂しい、決して、悲しみをあおるような音楽ではなかったけれど、近くの席の小さなお嬢さんなどは、泣いていらっしゃいましたね。

と、他人事のように言っていますが、自分は、最後のほうの、ドロシーの歌に、滂沱の涙。
あの演出は卑怯だ、泣く。

みんなでのアンサンブルからの、ドロシーの、会場をふるわせるア・カペラのソロ。

実は、原作を踏まえて、その後に、もうワンシーンあると思いこんでいて、涙をふくのに気をとられていたら、そのまま、よもやのカーテンコール!
拍手、し足りねええぇ!!

容赦なく上演終了となったので、帰り道にも、心の中に、ドロシーの歌声が残っていて、「レーカン!」(←最近、はまった)2巻の98ページの決壊ダム状態でした。

ジュースとグッズを買って、募金箱にちょっと足して、お土産をいただいて。
会場によるのかもしれませんが、今年は新しいグッズ(という言い方は抵抗がありますがネタばれ防止で)があったので、行かれるかたは、売り場をのぞいてみて下さい。


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ミュージカル「ホンク! 2015」を観劇に行った [独り言]

ネタばれになりますが。

大抵のかたが、そのタイトルだけでも知っているのではないかと思われる、アンデルセンの童話「みにくいアヒルの子」。
それをベースにした英国ミュージカル「Honk!」(とは白鳥の鳴き声を表したものらしい)の日本語版が、<全労済文化フェスティバル2015参加>ミュージカル 「ホンク!」です。

お も し ろ い!(白鳥だけに)

役者さんがたが、アヒルはもちろん、魚になったり、Wild Geese=雁、カエル、はてには吹雪、と、踊って歌って、なんかひさびさに、終幕後、“ミュージカルを観た”感の余韻にひたりました。
役替わり公演なので、これは全パターン見たい!

ストーリーは、様々な鳥たちが住んでいるアヒル広場で、アヒル夫婦が5つの卵が孵るのを待っているところから始まります。
遅れて孵った最後の一つから生まれたのが、アヒルの子供たちとは姿の違うアグリィ。
ひょんな事から迷子になったアグリィが、家に帰ろうとする、その先々で出会う事の物語、というところでしょうか。

ところで、なんでアグリィが男性の役者さん?、と、ずっと違和感があったのですが、それは自分の中では、舞台物の“みにくいアヒルの子”と言えばリリアナだったからでした。
有吉京子さんのバレエマンガ「SWAN」の劇中バレエ作品「アグリー・ダック」ですね。

それにしても、アグリィをただ避けるどころか、わざわざいじめにかかる4羽のアヒルの子供たちの、憎たらしさといったら!
食事もさせないとか、生まれながらにしてその性、悪な事極まりなし!
と、思わせる役者さんがたの演技が、もちろんすごい訳ですけれども。

しかし、腹ペコのまま、アグリィが迷子になるので、その後、食事が出来たのか、話が進んでいく間も、ずっとそれが気になって気になって。
小さな子が食べるものないとか、ほんと、かなわん…

それはさておき。

雁の軍隊?のシーンは、振り付けがおもしろ素敵。
休憩中の部下たちの好き勝手ほーだいぶりと、隊長の指示下にある時との変わりようがツボ。
飛行中の演出やフォーメーションが、おおぅ!、かっこいい!
横一列になって、まん中を軸に360度まわるのとか、マーチングバンドの大会でもありますが、内側と外側では動く量を変えないと、綺麗な一列での回転は出来ないんだよなー

牛蛙のシーンは、役者さん同士のやりとりに、涙が出る程、笑いました。
こういうのがあると、役替わり、全パターン見たくなります。
その後のカエルの仲間たちとのナンバー、ラインダンスもあり、さすがに宝塚歌劇のロケット程のカタルシスはありませんでしたが、明るいナンバーでラインダンスって、前述の雁のシーン同様、いかにもミュージカルで、たまらん。

大人の白鳥の立ち姿のうつくしさ、とか、ネコのエロさがやばかった、とか、ある意味、シンプルなストーリーなので、話の流れについていくのに気をとられる事なく、役者さんがたの演技や歌、演出や振り付け、そういうものが堪能出来ます。

もともとの歌詞の、韻を踏んでいるところを、こういう日本語の歌詞にして残したのかなぁ、とか、内輪受けネタなのかなぁ、とか、?な部分もありましたが、舞台上、話が進んでいるところに気をとられていて、ふと見たら、あっ、あそこからうかがっている動物がいる!、という事に気づいたりで、出来れば座る場所を変えて、お財布が許すなら、繰り返して見たい舞台でした。

なお、この「ホンク!」、「みんなのミュージカル・ジュニア版ホンク!」と称して、ジュニア版を来年、上演予定との事。
今年の夏に、一般公募の出演者オーディションがあり、一年かけて舞台を作っていく、らしいです。

まあ、一般公募とはいえ、オーディションに先立ち、有料のワークショップが開催されるとか(受付終了)、すでにいろいろ始まっているようですが、興味のあるかた、いかがでしょうか。(2015年4月現在)


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宝塚歌劇 雪組公演「ルパン三世 —王妃の首飾りを追え!—」を観劇に行った [独り言]

宝塚歌劇で「ルパン三世」をやると聞いて。

「ルパン三世」といえば、自分は、原作ではなく、TVアニメの世代ですが。
それと映画「カリオストロの城」。

いやいや、クラリスは別として、宝塚歌劇で?、ルパン?
不二子ちゃんとか、銭形警部とか、バインで、ルパンダイブで、とっつぁんを宝塚歌劇で?
いやいやいや。

という訳で、観に行ってみました。

立ち姿がすでにアニメまんまのルパンでした!

いやー、びっくり!

銭形のとっつぁんもアニメまんまの銭形警部だった!

アニメ版の音楽を使っている事もあってか、ほんと、アニメ版「ルパン三世」の実写版、というのも変な表現ですが。

ストーリーは、宝塚歌劇のホームページを見ていただき、さらに、池田理代子さん作「ベルサイユのばら」を読んだ事があれば、その中にも出てくる“王妃の首飾り事件”を、モチーフにしているといえば、わかるでしょうか。

実は、その公演が音響がアレだったのか、なんだかセリフや歌詞が、特にハモりになると、よく聞き取れず、結構、勘で観ていた為、たぶん、そんな話。(パンフレットは買わないたち)

話の都合上、不二子ちゃんや次元、五エ門は、あまりメインの流れにはからんできませんでしたが、見せ場では、アニメ版で知っている不二子ちゃん、次元、五エ門でした。

銭形警部は、今、宝塚歌劇のホームページを見たところによると、近衛兵+αの集団を引き連れて、あの、コートをひるがえしつつ踊るシーンが、えらい事、かっこよかったです。
立ち位置は、アニメ版通り?、ギャグ/いい人担当、というところでしょうか。

自称“錬金術師”で、その時点では実態は詐欺師のカリオストロ伯爵、うむ、こやつの子孫が、クラリスをさらった訳であるな。
風貌は、アニメ版とは、ある意味、当然、別でしたが。

ルパンとマリー・アントワネット(トップコンビさん)のやりとりは、「ルパン三世」の世界観にあっていて違和感なく、デュエットも素敵でした。

あとは、よく、マンガのセリフにある、棒読みを示す“(棒)”、これがこれか!、みたいなセリフまわしもおもしろかった、一座の主演女優役のかたが、いい味だしていて印象的でした。

引き続くショーは「ファンシー・ガイ!」。
生徒さんの姿・顔がわからない自分は、ソロ歌ってはるから、たぶんトップさんやろな、と思っていたら、歌の最中に、衣装、キラキラ多めのかたがセリ上がってきて、全然違った、という事ばかり。
なので、鍛えた人間の動きはすごいなあ、と、主に踊りを楽しんでいます。

今回は、黒燕尾の群舞と、ロケットがあって、宝塚歌劇を見たなぁ感がありました。

ただ、お芝居だけの、いわゆる一本物のほうがよかったんじゃないか、と、ちょっと思ったり。
それだけ「ルパン三世」が、ビジュアル的にはまっていて、もっと見たかった、という事なのですが。

残念な事にチケットはすでに完売のようですが(2015年3月8日現在)、アニメ版「ルパン三世」が好きで、チケットをお持ちで、行くかどうか迷ってらっしゃる場合は、観に行って損はないと思います。

NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター ミュージカル 『ルパン三世 —王妃の首飾りを追え!—』
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター ファンタスティック・ショー 『ファンシー・ガイ!』
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